飼い主さんは生涯に一回の登録と毎年の狂犬病予防注射をすることが狂犬病予防法で義務づけられています。
狂犬病は犬だけの病気ではなく、人を含めた全ての
哺乳(ほにゅう)動物が感染し、発病すると治療法がなくほぼ100%死に至る、たいへん恐ろしい病気です。
日本においては昭和32年以降、国内での狂犬病の発生はありませんが、世界では毎年5万人以上の人が狂犬病にかかり死亡しています。室内犬も室外犬も狂犬病のまん延防止のためにも必ず登録と狂犬病の注射を受けて下さい。また、鑑札や注射済票は必ず首輪に付けて下さい。
三重県動物の愛護及び管理に関する条例(ペット条例)で放し飼いは禁止されています。もちろん、犬の散歩中も、必ず引き綱等でつないで行ってください。うちの犬はおとなしいから大丈夫!とお思いかもしれませんが、飼い主さんの見ていない場所ではどんな行動をとるかわかりません。人への咬みつき事故もたくさん発生しているのです。
飼養数が増えて困らないためにも不妊・去勢手術をしましょう。(市町により不妊・去勢手術の助成金制度を設けているところもあります。詳しくは市町にお尋ね下さい)。
不妊去勢手術をすることで犬にとってメリットがあります。
現在、犬の平均寿命は14年くらいと言われています(体格や飼育環境等で違う)。
犬の世界でも高齢化が押し寄せています。耳が遠くなったり、目が見えなくなったり、認知症になる犬もいます。老犬の認知症は、13年頃から増え始めます。
昼夜逆転(日中はほとんど寝ていて夜間に活動する)し、鳴き声により近隣の苦情となることもあります。介護は大変ですが最後の時まで見届けてあげてください。
近年、飼い主さんのモラル低下による保健所への苦情やトラブルの問い合わせが増しています。人に迷惑をかけないことは飼い主の義務です。散歩中の糞は必ず持ち帰り、犬小屋の周囲も清潔にしましょう。
また、ムダ吠えなど犬へのストレスを減らすためにも、十分な散歩やシツケをしましょう。多頭飼育が苦情の原因となることがありますので、広さや場所など飼育環境も十分に配慮して下さい。
猫には犬と違って、つないで飼うという義務がないため、自由に家を出入りしています。そのため、他人の家の庭を荒らしたり、ふんや尿のにおいでご近所に迷惑をかけることもあります。また、迷子になることや交通事故に遭う可能性があったり、猫同士のケンカや接触から感染症にかかる危険性もあります。そのようなことが起こらないようネコは家の中で飼いましょう。子猫の頃から家の中で飼っておけば、ストレスなく環境に適応します。
猫は繁殖力が旺盛で、年に2〜4回の発情期があると言われ、1回の出産で3〜8頭(平均5頭)生まれます。このことを反映してか、保健所に持ち込まれるネコの90パーセント以上が子ネコです。犬や猫を飼う場合は何頭までなら責任を持って飼育できるのかをよく考えましょう。責任を持って飼うことが出来ない場合は、不妊・去勢手術等の繁殖制限を行いましょう。
毎年たくさんの猫が保健所に保護収容されていますが、飼い主のもとに返還される割合は1パーセント以下です。飼い主さんの名前・電話番号等連絡先がわかる名札を着けていれば、飼い主のもとへ帰る確率は高くなります。また、飼い主が責任を持って飼っているということを明示することにもなります
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